クレーン・デリック運転士 過去問
令和5年(2023年)4月
問3 (クレーン及びデリックに関する知識 問3)

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和5年(2023年)4月 問3(クレーン及びデリックに関する知識 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

次のワイヤロープAからDについて、「普通Zよりワイヤロープ」及び「ラングSよりワイヤロープ」の組合せとして、正しいものは次のうちどれか。
問題文の画像
  • (普通Zより)A  (ラングSより)B
  • (普通Zより)A  (ラングSより)C
  • (普通Zより)B  (ラングSより)C
  • (普通Zより)B  (ラングSより)D
  • (普通Zより)C  (ラングSより)D

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題は、図示された4種類のワイヤロープ(A, B, C, D)の中から、「普通Zよりワイヤロープ」と「ラングSより ワイヤロープ」の正しい組み合わせを選択する問題です。ワイヤロープは撚り方によって特性が異なり、それぞれの特徴を理解する必要があります。

選択肢1. (普通Zより)A  (ラングSより)B

この選択肢は誤りです。
Aのワイヤロープは、ストランドが逆方向に撚られた構造であり、「ラングSより」に分類されます。一方、Bはストランドが規則的に交互方向に撚られた構造で、「普通Zより」に該当します。

選択肢2. (普通Zより)A  (ラングSより)C

この選択肢は誤りです。
Aは先述の通り、「ラングSより」に分類されます。Cは交互撚りが確認できるため、「普通Zより」に該当します。この選択肢は組み合わせが逆です。

選択肢3. (普通Zより)B  (ラングSより)C

この選択肢は誤りです。 Bは「普通Zより」に該当しますが、Cは同じく「普通Zより」に分類されるため、正しい組み合わせとは言えません。

選択肢4. (普通Zより)B  (ラングSより)D

この選択肢は正しいです。 Bは交互撚りの「普通Zより」に該当し、Dはストランドが逆方向に撚られた「ラングSより」に該当します。したがって、この選択肢は正解です。

選択肢5. (普通Zより)C  (ラングSより)D

この選択肢は誤りです。 Cは「普通Zより」に該当しますが、Dは「ラングSより」に分類されるため、CとDを正しく組み合わせる必要がありますが、この順序は他の選択肢で指摘されているように異なります。

まとめ

正しい選択肢は「(普通Zより)B (ラングSより)D」です。「普通Zより」は交互撚りで耐久性が高く、「ラングSより」はストランド方向に撚られており、屈曲性能に優れる特徴があります。ワイヤロープの構造を見分けることは、適切な使用法を選ぶ上で重要です。

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02

より線に関する問題です。

ワイヤロープの正しい見方を覚えればすぐに解けるので是非覚えましょう。

選択肢4. (普通Zより)B  (ラングSより)D

ワイヤロープの中のストランドの向きが図で見ると縦線になっているものが普通より、斜め線になっているのがラングよりとなります。また、図を少し右向きに傾けると上からZを描くように巻かれているものはZより、Sを描くように巻かれているものはSよりとなります。

これらの点より

A=普通Sより、B=普通Zより、C=ラングZより、D=ラングSよりとなります。

まとめ

クレーンを扱うようになると、ワイヤロープを編む機会もあるかと思いますが、これらのより線を覚えておくと便利なので忘れないようにしましょう。

参考になった数2

03

ワイヤロープの構造は、一見複雑そうに見えますが、「ストランドの向き」「素線(ワイヤ)の向き」の2つを見るだけで、誰でも簡単に見分けることができます。

 

この問題を解くための鉄則は、以下の2つの判定基準です。

 

「Sより」か「Zより」か?(ストランドの向き)

Sより:ロープ全体を見て、ストランド(太い束)が「S」の字の斜め線(左上がり \)。

Zより:ロープ全体を見て、ストランドが「Z」の字の斜め線(右上がり /)。

 

「普通より」か「ラングより」?(素線の向きとの関係)

普通より:ストランドの向きと、中の素線(細い線)の向きが「逆」。見た目は、素線がロープ軸に対して平行(真っ直ぐ)に見えます。

ラングより:ストランドの向きと、中の素線の向きが「同じ」。見た目は、素線がロープ軸に対して斜めに走っているように見えます。

選択肢4. (普通Zより)B  (ラングSより)D

図Aの判定

ストランド(太い束):左上がり(\)です。つまり「Sより」です。

素線(細い線):ロープの軸に対してほぼ平行(真っ直ぐ縦)に見えます。これはストランドと素線の向きが逆だからです。つまり「普通より」です。

結論:Aは「普通Sより」です。

 

図Bの判定

ストランド(太い束):右上がり(/)です。つまり「Zより」です。

素線(細い線):ロープの軸に対してほぼ平行(真っ直ぐ縦)に見えます。つまり「普通より」です。

結論:Bは「普通Zより」です。

 

図Cの判定

ストランド(太い束):右上がり(/)です。つまり「Zより」です。

素線(細い線):ロープの軸に対して斜めに走っています。これはストランドと同じ向きによっているからです。つまり「ラングより」です。

結論:Cは「ラングZより」です。

 

図Dの判定

ストランド(太い束):左上がり(\)です。つまり「Sより」です。

素線(細い線):ロープの軸に対して斜めに走っています。つまり「ラングより」です。

結論:Dは「ラングSより」です。

まとめ

【現場での役立ちポイント】

普通Zより:一番よく見かけるタイプ。扱いやすく、キンク(ねじれ)しにくいです。

ラングより:摩耗に強いですが、ねじれやすいので扱いに注意が必要です。

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