クレーン・デリック運転士 過去問
令和5年(2023年)4月
問29 (原動機及び電気に関する知識 問9)
問題文
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和5年(2023年)4月 問29(原動機及び電気に関する知識 問9) (訂正依頼・報告はこちら)
- 回路計(テスター)では、測定する回路の電圧や電流の大きさの見当がつかない場合は、最初に測定範囲の最小レンジで測定する。
- アナログテスターでは、正確な値を測定するため、あらかじめ調整ねじで指針を「0」に合わせる0点調整を行ってから測定する。
- 電流計は、測定する回路に直列に接続して測定し、電圧計は、測定する回路に並列に接続して測定する。
- 電流計で大電流を測定する場合は、交流では変流器を、直流では分流器を使用する。
- 電圧計で交流高電圧を測定する場合は、計器用変圧器により降圧した電圧を測定する。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題では、電気計器の使用方法や接続方法に関する基本的な知識が問われています。それぞれの選択肢 の記述が正しいかどうかを判断し、不適切なものを特定します。
この記述は誤りです。
回路計(テスター)では、測定する回路の電圧や電流の見当がつかない場合、最初に測定範囲の最大レンジで 測定するのが正しい手順です。最小レンジで測定を始めると、測定器が破損する可能性があります。
この記述は正しいです。
アナログテスターで正確な値を測定するためには、測定前に調整ねじを使って指針を「0」に合わせる0点調整を行う必要があります。この作業を怠ると、測定値に誤差が生じる可能性があります。
この記述は正しいです。
電流計は、測定対象の回路に直列に接続し、電圧計は並列に接続します。この接続方法は、それぞれの計器の特性を活かした基本的な使用法です。
この記述は正しいです。
大電流を測定する際には、交流回路では変流器(CT:Current Transformer)を、直流回路では分流器(シャ ント)を使用します。これらの補助機器は、計器への直接の大電流入力を防ぎ、安全かつ正確に測定するため に用いられます。
この記述は正しいです。
交流の高電圧を測定する際には、計器用変圧器(PT:Potential Transformer)を使用して電圧を降圧し、その値を電圧計で測定します。この方法により、高電圧の安全な測定が可能となります。
本問の正解は1番です。測定を開始する際には、最初に最大レンジを使用する必要があります。これにより、測定器の破損を防ぎつつ安全に測定が行えます。 他の選択肢は、それぞれ正しい記述であり、電気計器の基本的な使用方法を正確に説明しています。
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02
電気計器の使用方法に関する問題です。
クレーンの点検時に使用する事になるので、使用方法はしっかり把握しておきましょう。
回路計(テスター)では、測定する回路の電圧や電流の大きさの見当がつかない場合は、最初に測定範囲の最小レンジではなく、最大レンジで測定します。
正しい記述です。
アナログテスターでは、正確な値を測定するため、あらかじめ調整ねじで指針を「0」に合わせる0点調整を行ってから測定します。
この調整を行わないと正常に測定ができません。
正しい記述です。
電流計は、測定する回路に直列に接続して測定し、電圧計は、測定する回路に並列に接続して測定します。
電流は直列、電圧は並列となります。
正しい記述です。
電流計で大電流を測定する場合は、交流では変流器を、直流では分流器を使用します。
逆に覚えないように注意して下さい。
正しい記述です。
電圧計で交流高電圧を測定する場合は、計器用変圧器により降圧した電圧を測定します。
昇圧ではなく降圧です。
正しい使い方をしないと機器の故障などにもつながるので、忘れないようにしましょう。
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03
テスターや電流計などの計測器は、故障診断の必需品です。
しかし、使い方を間違えると、計測器そのものを壊したり、最悪の場合はショートして火傷を負ったりする危険があります。
正しい手順と接続方法をマスターしましょう。
この問題を解く鍵は、以下の「計測の基本ルール」を守れているかどうかです。
レンジの選び方:分からないときは「最大」から。「最小」から測ると針が振り切れて壊れます。
接続方法:電圧計は「並列(パラレル)」、電流計は「直列(シリアル)」。
ゼロ調整:測る前に針を「0」に合わせるのが測定の基本。
〇 誤った記述(正解)です。
電圧や電流の大きさが分からないとき、いきなり「最小レンジ」で測定してはいけません。
もし予想外の大電流が流れていた場合、針が勢いよく振り切れて壊れたり、内部のヒューズが飛んだりします。
見当がつかない場合は、必ず「最大レンジ」から測定し、針の振れを見ながら徐々に適切なレンジに下げていくのが鉄則です。
× 正しい記述です。
アナログ式(針式)のテスターは、置いてある角度や振動で、何もしていなくても針が「0」から少しズレていることがあります。
測定を始める前に、必ず指針調整ネジ(ゼロアジャスター)を回して、針を目盛りの「0」の位置にピッタリ合わせる必要があります。
これを怠ると、測定値がすべてズレてしまいます。
× 正しい記述です。
接続方法の正しいルールです。
電流計:回路に「直列」につなぎます。(配線を切って、その間に割り込ませるイメージ)
電圧計:回路に「並列」につなぎます。(コンセントにプラグを差すようなイメージ)
電流計を並列につなぐと、電流計内部の抵抗はほぼゼロなので、ショート状態になり非常に危険です。
× 正しい記述です。
大電流を直接計器に流すと壊れてしまうため、補助機器を使います。
交流の大電流測定:「変流器(CT)」を使います。
直流の大電流測定:「分流器(シャント)」を使います。
この使い分けは正しいです。
× 正しい記述です。
高電圧をそのまま計器に入れると危険ですし、計器が壊れます。
そのため、「計器用変圧器(PT)」を使って、扱いやすい低い電圧(通常は110Vなど)に「降圧(下げて)」から測定します。
その後、変圧比を掛け算して元の電圧を求めます。
【重要ポイント】
レンジ設定:分からないときは最大からスタート。(最小からは危険)
接続:電圧計は並列、電流計は直列。
準備:測る前にゼロ点を合わせる。
補助機器:交流は変流器(CT)と変圧器(PT)。
「いきなり小さいメモリで測ったら、針が振り切れて壊れる」。
このイメージを持てば、最大レンジから始める理由が分かります。
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