クレーン・デリック運転士 過去問
令和5年(2023年)10月
問29 (原動機及び電気に関する知識 問9)

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和5年(2023年)10月 問29(原動機及び電気に関する知識 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

クレーンの電気機器の故障の原因などに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
  • 電動機が全く起動しない場合の原因の一つとして、配線の端子が外れていることが挙げられる。
  • 過電流継電器が作動する場合の原因の一つとして、電動機の回路が断線していることが挙げられる。
  • 集電装置の火花が激しい場合の原因の一つとして、集電子が摩耗していることが挙げられる。
  • 電動機がうなるが起動しない場合の原因の一つとして、負荷が大きすぎることが挙げられる。
  • 電動機が起動した後、回転数が上がらない場合の原因の一つとして、電源の電圧降下が大きいことが挙げられる。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題はクレーンの電気機器の故障の原因などについて記述されています。

それぞれの記述が正しいかどうか確認し、適切でないものを特定します。

選択肢1. 電動機が全く起動しない場合の原因の一つとして、配線の端子が外れていることが挙げられる。

この記述は正しいです。

 

電動機が全く起動しない場合の原因の一つとして、

配線の端子が外れていることが挙げられます。

選択肢2. 過電流継電器が作動する場合の原因の一つとして、電動機の回路が断線していることが挙げられる。

この記述は誤りです。

 

過電流継電器が作動する場合の原因の一つとして、

電動機の回路が短絡していることが挙げられます。

選択肢3. 集電装置の火花が激しい場合の原因の一つとして、集電子が摩耗していることが挙げられる。

この記述は正しいです。

 

集電装置の火花が激しい場合の原因の一つとして、

集電子が摩耗していることが挙げられます。

選択肢4. 電動機がうなるが起動しない場合の原因の一つとして、負荷が大きすぎることが挙げられる。

この記述は正しいです。

 

電動機がうなるが起動しない場合の原因の一つとして、

負荷が大きすぎることが挙げられます。

選択肢5. 電動機が起動した後、回転数が上がらない場合の原因の一つとして、電源の電圧降下が大きいことが挙げられる。

この記述は正しいです。

 

電動機が起動した後、

回転数が上がらない場合の原因の一つとして、

電源の電圧降下が大きいことが挙げられます。

 

まとめ

この問題は、クレーンの電気機器の故障の原因に関する設問です。

電動機の回路が断線した場合は、電流がほとんどまたは完全に流れなくなります。

そのため、過電流継電器は動作しません。

電動機の回路が短絡した場合は、電動機の回路が短絡すると、

回路の抵抗が非常に小さくなるため、大量の電流が流れることになります。

故障の原因に関する知識を正しく理解しましょう。

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02

クレーンの電気機器の故障の原因などに関する問題です。

故障の原因を早めに察知できればクレーンの異常にも気づくのでしっかり覚えておきましょう。

選択肢1. 電動機が全く起動しない場合の原因の一つとして、配線の端子が外れていることが挙げられる。

正しい記述です。

電動機が全く起動しない場合の原因の一つとして、配線の端子が外れていることが挙げられます。

選択肢2. 過電流継電器が作動する場合の原因の一つとして、電動機の回路が断線していることが挙げられる。

過電流継電器が作動する場合の原因の一つとして、電動機の回路が断線ではなく、短絡していることが挙げられます。

選択肢3. 集電装置の火花が激しい場合の原因の一つとして、集電子が摩耗していることが挙げられる。

正しい記述です。

集電装置の火花が激しい場合の原因の一つとして、集電子が摩耗していることが挙げられます。

そのため定期的な点検が必要です。

選択肢4. 電動機がうなるが起動しない場合の原因の一つとして、負荷が大きすぎることが挙げられる。

正しい記述です。

電動機がうなるが起動しない場合の原因の一つとして、負荷が大きすぎることが挙げられます。

選択肢5. 電動機が起動した後、回転数が上がらない場合の原因の一つとして、電源の電圧降下が大きいことが挙げられる。

正しい記述です。

電動機が起動した後、回転数が上がらない場合の原因の一つとして、電源の電圧降下が大きいことが挙げられます。

まとめ

故障の原因は様々ありますが、どのような症状でどのような問題があるか覚えておく事が重要です。

参考になった数4

03

クレーンが動かない時、その原因を特定する能力は現場で非常に役立ちます。

「何が起きたら、どういう症状が出るか」という因果関係を正しく理解しているかが問われます。

選択肢1. 電動機が全く起動しない場合の原因の一つとして、配線の端子が外れていることが挙げられる。

× 正しい記述です。

 

端子が外れていれば、当然ながら電気はモーターに届きません。

スイッチを入れても全く起動しないのは、電源が来ていない「断線」や「接続不良」の典型的な症状です。

選択肢2. 過電流継電器が作動する場合の原因の一つとして、電動機の回路が断線していることが挙げられる。

〇 誤った記述(正解)です。

 

過電流継電器(サーマルリレーなど)は、「電気が流れすぎた時」に作動して回路を守る装置です。

もし回路が「断線」していたら、電気は「全く流れない(電流ゼロ)」状態になります。

電気が流れていないのに、「流れすぎ」を検知する過電流継電器が作動することは論理的にあり得ません。

選択肢3. 集電装置の火花が激しい場合の原因の一つとして、集電子が摩耗していることが挙げられる。

× 正しい記述です。

 

トロリ線から電気を取る「集電子(シューなど)」が摩耗してボロボロになると、トロリ線との接触が悪くなります(接触不良)。

接触したり離れたりを細かく繰り返すため、その瞬間に激しいアーク(火花)が発生します。

これは交換のサインです。

選択肢4. 電動機がうなるが起動しない場合の原因の一つとして、負荷が大きすぎることが挙げられる。

× 正しい記述です。

 

スイッチを入れると「ブーン」という低い音(うなり音)はするけれど、回らない。

これは、電気は来ているけれど、荷物が重すぎたり(過負荷)、ブレーキが掛かったままだったりして、モーターのパワーが負けている状態です。

無理に続けるとモーターが焼けてしまいます。

選択肢5. 電動機が起動した後、回転数が上がらない場合の原因の一つとして、電源の電圧降下が大きいことが挙げられる。

× 正しい記述です。

 

モーターは回り始めたけれど、なんだか力がない、スピードが出ない。

これは、供給される電圧が低い(電圧降下)可能性があります。

電線が細すぎたり長すぎたりすると、途中で電圧が落ちてしまい、モーターが本来の性能を出せなくなります。

まとめ

【重要ポイント】

断線:電気が流れない。(動かない)

過電流:電気が流れすぎる。(継電器が作動する)

うなり音:電気は来ているが、何かが邪魔して回れない。(過負荷など)

火花:接触が悪い。(摩耗など)

 

「線が切れたら電気は止まる。止まった電気を『流れすぎ』とは言わない」。

この単純な理屈で正解できます。

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