クレーン・デリック運転士 過去問
令和5年(2023年)10月
問33 (クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問3)

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和5年(2023年)10月 問33(クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

物体の質量及び比重に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
  • 物体の体積をV、その単位体積当たりの質量をdとすれば、その物体の質量Wは、W=V×dで求められる。
  • 物体の質量と、その物体と同じ体積の4℃の純水の質量との比をその物体の比重という。
  • 形状が立方体で均質な材料でできている物体では、縦、横、高さ3辺の長さがそれぞれ4倍になると質量は12倍になる。
  • 鉛1m3の質量は、約11.4tである。
  • 鋼の比重は、銅の比重より小さい。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題は物体の質量及び比重について記述されています。

それぞれの記述が正しいかどうか確認し、適切でないものを特定します。


 

選択肢1. 物体の体積をV、その単位体積当たりの質量をdとすれば、その物体の質量Wは、W=V×dで求められる。

この記述は正しいです。

 

物体の体積をV、その単位体積当たりの質量をdとすれば、

その物体の質量Wは、W=V×dで求められます。

選択肢2. 物体の質量と、その物体と同じ体積の4℃の純水の質量との比をその物体の比重という。

この記述は正しいです。

 

物体の質量と、

その物体と同じ体積の4℃の純水の質量との比をその物体の比重といいます。

選択肢3. 形状が立方体で均質な材料でできている物体では、縦、横、高さ3辺の長さがそれぞれ4倍になると質量は12倍になる。

この記述は誤りです。

 

形状が立方体で均質な材料でできている物体では、

縦、横、高さ3辺の長さがそれぞれ4倍になると質量は64倍になります。

 

 

選択肢4. 鉛1m3の質量は、約11.4tである。

この記述は正しいです。

 

鉛1m3の質量は、約11.4tです。

 

選択肢5. 鋼の比重は、銅の比重より小さい。

この記述は正しいです。

 

鋼の比重は、銅の比重より小さです。

 

まとめ

この問題は、質量に関する設問です。

物体の質量はW=V×dで求めることができます。

形状が立方体で材質が同じ物体では、各辺の長さが2倍になると質量は8倍になります。

各辺の長さがLの立方体の体積:(横L)×(縦L)×(高さL)=L

各辺の長さが2倍の立方体の面積:(横2L)×(縦2L)×(高さ2L)=8×L

質量に関する知識を理解しておきましょう。

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02

物体の質量及び比重に関する問題です。

物質の質量は暗記ですが、少しでも覚えやすくなるように語呂合わせを紹介します。

選択肢1. 物体の体積をV、その単位体積当たりの質量をdとすれば、その物体の質量Wは、W=V×dで求められる。

正しい記述です。

物体の体積をV、その単位体積当たりの質量をdとすれば、その物体の質量Wは、W=V×dで求められます。

選択肢2. 物体の質量と、その物体と同じ体積の4℃の純水の質量との比をその物体の比重という。

正しい記述です。

物体の質量と、その物体と同じ体積の4℃の純水の質量との比をその物体の比重といいます。

選択肢3. 形状が立方体で均質な材料でできている物体では、縦、横、高さ3辺の長さがそれぞれ4倍になると質量は12倍になる。

形状が立方体で均質な材料でできている物体では、縦、横、高さ3辺の長さがそれぞれ4倍になると質量は12倍ではなく、64倍になります。

足すのではなく、掛けて4×4×4=64です。

選択肢4. 鉛1m3の質量は、約11.4tである。

正しい記述です。

鉛1m3の質量は、約11.4tとなります。

鉛、11.4なので

鉛は良いよ(11.4)と覚えましょう。

選択肢5. 鋼の比重は、銅の比重より小さい。

正しい記述です。

鋼の比重は、銅の比重より小さいです。

まとめ

語呂合わせはインパクトがある方が頭に残るので、自分でも色々考えて覚えましょう。

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03

物体の重さ(質量)を正しく見積もることは、クレーン作業の基本です。

計算式や、大きさが変わったときの重さの変化について、正しい法則を理解しましょう。

選択肢1. 物体の体積をV、その単位体積当たりの質量をdとすれば、その物体の質量Wは、W=V×dで求められる。

× 正しい記述です。

 

質量の基本公式です。

質量(W)= 体積(V)× 密度(d) 「大きさ × 詰まり具合」で重さが決まる、という式なので正しいです。

選択肢2. 物体の質量と、その物体と同じ体積の4℃の純水の質量との比をその物体の比重という。

× 正しい記述です。

 

比重の正しい定義です。

「比重」とは、「ある物質の質量」と「それと同じ体積の4℃の純水の質量」との比率(割り算)のことです。

基準となる水が4℃なのは、水の密度が最も大きくなる温度だからです。

選択肢3. 形状が立方体で均質な材料でできている物体では、縦、横、高さ3辺の長さがそれぞれ4倍になると質量は12倍になる。

〇 誤った記述(正解)です。

 

サイコロのような立方体を想像してください。

縦・横・高さのすべてが「4倍」になった場合、体積は以下のように計算されます。

4×4×4=64

つまり、すべての辺が4倍になると、体積(質量)は「64倍」になります。

「12倍」になるのは、3辺を足し算してしまった計算(4+4+4=12)か何かでしょうが、体積は掛け算(3乗)で増えることを覚えておきましょう。

選択肢4. 鉛1m3の質量は、約11.4tである。

× 正しい記述です。

 

鉛は非常に重い金属です。

比重は約11.34(約11.4)です。つまり、1m³で約11.4トンになります。

鉄(約7.8トン)よりもずっと重いことを知っておきましょう。

選択肢5. 鋼の比重は、銅の比重より小さい。

× 正しい記述です。

 

金属の比重(重さ)の比較です。

鋼(鉄):比重は約7.8

:比重は約8.9 銅の方が鉄よりも少し重いです。

 

したがって、「鋼の比重は、銅の比重より小さい(軽い)」という記述は正しいです。

まとめ

【重要ポイント】

寸法の変化:寸法が4倍なら、体積は64倍。(4の3乗)

質量の公式:質量 = 体積 × 比重。

比重の順序:鉛(11.4) > 銅(8.9) > 鉄(7.8) > 水(1)。

 

「長さが2倍なら体積は8倍、3倍なら27倍、4倍なら64倍」。

3乗の勢いで重くなることを覚えておくと、現場での目測ミスを防げます。

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