クレーン・デリック運転士 過去問
令和7年(2025年)10月
問1 (クレーン及びデリックに関する知識 問1)

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和7年(2025年)10月 問1(クレーン及びデリックに関する知識 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

クレーンに関する用語の記述として、適切なものは次のうちどれか。
  • 天井クレーンの寄りとは、クラブトロリをクレーンガーダ端の停止位置まで寄せたときの、クラブトロリ端部とクレーンガーダ端部との間の最小の水平距離をいう。
  • 起伏するジブクレーンのジブの傾斜角とは、ジブの中心線と水平面とのなす角をいう。
  • 起伏するジブクレーンの作業半径とは、ジブの取付けピンの中心から、ジブ先端のシーブの中心までの距離をいい、引込みクレーンでは、水平引込み機構により、ジブを起伏させると作業半径が変化する。
  • 天井クレーンのキャンバとは、クレーンガーダに荷重がかかったときに生じる下向きのそり(曲がり)をいう。
  • 定格速度とは、つり上げ荷重に相当する荷重の荷をつって、巻上げ、走行、横行、旋回などの作動を行う場合の、それぞれの最高の速度をいう。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題で適切なのは、「起伏するジブクレーンのジブの傾斜角とは、ジブの中心線と水平面とのなす角をいう。」です。傾斜角は「ジブがどれだけ上を向いているか」を表す角度だからです。

選択肢1. 天井クレーンの寄りとは、クラブトロリをクレーンガーダ端の停止位置まで寄せたときの、クラブトロリ端部とクレーンガーダ端部との間の最小の水平距離をいう。

この肢は誤りです。

天井クレーンの寄りは、一般に「横行を端まで寄せたときに、つり具(フックなど)がどこまで端に近づけるか」を表す考え方で、基準は「つり具側の位置」を使います。
この選択肢は「トロリ端部とガーダ端部」という取り方になっており、用語の定義としてずれています。

選択肢2. 起伏するジブクレーンのジブの傾斜角とは、ジブの中心線と水平面とのなす角をいう。

これは適切です。傾斜角は、ジブ(腕)の線と水平(地面と同じ向きの面)がつくる角度をいいます。言い換えると「ジブが水平から何度持ち上がっているか」です。

選択肢3. 起伏するジブクレーンの作業半径とは、ジブの取付けピンの中心から、ジブ先端のシーブの中心までの距離をいい、引込みクレーンでは、水平引込み機構により、ジブを起伏させると作業半径が変化する。

この肢は誤りです。

ここで書かれている距離は、実質的にジブ(ブーム)の長さの説明です。
作業半径は「旋回(せんかい)の中心からフックの中心までの水平距離」のことなので、定義が合いません。

選択肢4. 天井クレーンのキャンバとは、クレーンガーダに荷重がかかったときに生じる下向きのそり(曲がり)をいう。

この肢は誤りです。

キャンバは、一般に「無負荷のときに上向きに付けてあるそり(上向きの反り)」を指します。荷をつったときに下向きに曲がるのは、ふつうは「たわみ」の説明になります。

選択肢5. 定格速度とは、つり上げ荷重に相当する荷重の荷をつって、巻上げ、走行、横行、旋回などの作動を行う場合の、それぞれの最高の速度をいう。

この肢は誤りです。

定格速度は、用語としては「定格荷重をつった状態で各動作をするときの最高速度」という整理が基本です。
この選択肢は「つり上げ荷重」という別の言い方になっており、用語の定義として正確さに欠けます。

まとめ

ポイントは次の3つです。
傾斜角:ジブの線と水平面がつくる角度
作業半径:旋回中心からフック中心までの水平距離(ジブの長さではありません)
キャンバ:無負荷で上向きのそり(下向きは「たわみ」のイメージ)

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