クレーン・デリック運転士 過去問
令和7年(2025年)10月
問7 (クレーン及びデリックに関する知識 問7)

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和7年(2025年)10月 問7(クレーン及びデリックに関する知識 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

クレーンのブレーキに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
  • バンドブレーキには、バンドを締め付けたときにバンドが平均して締まるように、バンドの外周にすき間を調整する摩擦パッドが配置されている。
  • 足踏み油圧式ディスクブレーキは、油圧シリンダ、ブレーキピストン及びこれらをつなぐ配管などに油漏れや空気の混入があると、制動力が生じなくなることがある。
  • つり上げ装置のブレーキの制動トルクの値は、定格荷重に相当する荷重の荷をつった場合における当該装置のトルクの値の150%以上に調整する。
  • ドラム形電磁ブレーキは、制動時につり荷を停止位置で安全に支持する無電圧作動型のブレーキである。
  • 電動油圧押上機ブレーキは、ばねにより制動を行い、押上機の油圧の押上げ力によりブレーキの制動を開放する。

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この過去問の解説 (1件)

01

適切でないのは、「バンドブレーキには、バンドを締め付けたときにバンドが平均して締まるように、バンドの外周にすき間を調整する摩擦パッドが配置されている。」です。バンドブレーキのすき間調整は、摩擦パッドを配置するという説明ではなく、すき間を調整する部品(調整ボルトなど)で行う、という考え方が基本です。

選択肢1. バンドブレーキには、バンドを締め付けたときにバンドが平均して締まるように、バンドの外周にすき間を調整する摩擦パッドが配置されている。

この記述は誤りです。

バンドブレーキは、ブレーキを「ゆるめたときにバンドが平均してゆるむ」ように、外周側ですき間を調整する仕組み(調整ボルトなど)を持つ、という説明が一般的です。摩擦パッドを外周に置いてすき間を調整する、という言い方は合いません。

選択肢2. 足踏み油圧式ディスクブレーキは、油圧シリンダ、ブレーキピストン及びこれらをつなぐ配管などに油漏れや空気の混入があると、制動力が生じなくなることがある。

この記述は適切な記述です。油圧式は、油が漏れたり空気が入ったりすると圧力が伝わりにくくなり、ブレーキが効かなくなることがあります。

選択肢3. つり上げ装置のブレーキの制動トルクの値は、定格荷重に相当する荷重の荷をつった場合における当該装置のトルクの値の150%以上に調整する。

この記述は適切な記述です。巻上げ関係のブレーキは安全のため、定格荷重で必要となる力よりも大きめ(約1.5倍)になるように考えます。

選択肢4. ドラム形電磁ブレーキは、制動時につり荷を停止位置で安全に支持する無電圧作動型のブレーキである。

この記述は適切な記述です。無電圧作動型は、電気が切れたときにばねの力でブレーキが効くタイプで、停止中に荷を安全に支える目的に合います。

選択肢5. 電動油圧押上機ブレーキは、ばねにより制動を行い、押上機の油圧の押上げ力によりブレーキの制動を開放する。

この記述は適切な記述です。基本はばねで効かせて、動かすときは油圧の力でブレーキをゆるめる仕組みです。

まとめ

ブレーキ問題は、「電気や油圧が止まったときにどうなるか」で整理すると覚えやすいです。クレーンは安全のため、止まっているときはばねでブレーキが効く考え方(無電圧作動型など)がよく使われます。 
そしてバンドブレーキは、外周の部品ですき間を調整して均一にゆるむようにするのがポイントで、「摩擦パッドを配置して調整する」という説明には注意が必要です。

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