クレーン・デリック運転士 過去問
令和7年(2025年)10月
問23 (原動機及び電気に関する知識 問3)

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和7年(2025年)10月 問23(原動機及び電気に関する知識 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

クレーンの電動機に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
  • 三相誘導電動機の回転子は、固定子の回転磁界により回転するが、負荷がかかると同期速度より2~5%遅く回転する性質がある。
  • 三相誘導電動機の同期速度は、周波数を一定とすれば、極数が少ないほど遅くなる。
  • かご形三相誘導電動機の回転子は、鉄心の周りに太い導線(バー)がかご形に配置された簡単な構造である。
  • 巻線形三相誘導電動機は、固定子側、回転子側ともに巻線を用いた構造で、回転子側の巻線はスリップリングを通して外部抵抗と接続するようになっている。
  • 直流電動機は、一般に、速度制御性能が優れているが、整流子及びブラシの保守が必要である。

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この過去問の解説 (1件)

01

適切でないのは、「三相誘導電動機の同期速度は、周波数を一定とすれば、極数が少ないほど遅くなる。」です。
同期速度は、周波数が同じなら、極数が少ないほど速くなるという決まりがあるためです。

選択肢1. 三相誘導電動機の回転子は、固定子の回転磁界により回転するが、負荷がかかると同期速度より2~5%遅く回転する性質がある。

この記述は適切です。
三相誘導電動機は、回転磁界に引っぱられて回ります。
ただし、誘導電動機は同期速度より少し遅れて回る性質があり、これを「すべり(スリップ)」といいます。負荷が増えるとすべりが増え、数%遅くなるのは一般的です。

選択肢2. 三相誘導電動機の同期速度は、周波数を一定とすれば、極数が少ないほど遅くなる。

この記述が適切ではありません。
同期速度は、周波数を一定にすると、極数が多いほど遅くなり、極数が少ないほど速くなります
たとえば50Hzなら、
2極は約3000回/分、4極は約1500回/分のように、極数が増えるほど回転は遅くなります
したがって、「極数が少ないほど遅い」という部分が逆です。

選択肢3. かご形三相誘導電動機の回転子は、鉄心の周りに太い導線(バー)がかご形に配置された簡単な構造である。

この記述は適切です。
かご形は、回転子に太い導体バーが並び、両端がつながったシンプルなつくりです。丈夫で扱いやすく、よく使われます。

選択肢4. 巻線形三相誘導電動機は、固定子側、回転子側ともに巻線を用いた構造で、回転子側の巻線はスリップリングを通して外部抵抗と接続するようになっている。

この記述は適切です。
巻線形(まきせんがた)は回転子にも巻線があり、スリップリングを通して外部抵抗につなげられます。これにより、起動しやすくしたり、特性を調整したりできます。

選択肢5. 直流電動機は、一般に、速度制御性能が優れているが、整流子及びブラシの保守が必要である。

この記述は適切です。
直流電動機は、回転速度の調整がしやすい一方、整流子とブラシがこすれるので、点検や交換などの保守が必要になります。

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