クレーン・デリック運転士 過去問
令和5年(2023年)10月
問8 (クレーン及びデリックに関する知識 問8)

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和5年(2023年)10月 問8(クレーン及びデリックに関する知識 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

デリックの種類及び型式に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
  • 鳥居形デリックは、2本のマストとその上端を結ぶ横ばりをガイロープにより後方から支えるもので、通常、数個のつり具の組合せにより荷の巻上げ及び巻下げを行う。
  • スチフレッグデリックは、1本の直立したマストを通常135°に開いた2本のガイロープにより後方から支えるもので、安定度はガイデリックより小さい。
  • ガイデリックは、1本の傾斜したマストを6本以上のガイロープにより支えるもので、ブームはガイロープをくぐるようにして旋回するが、旋回角度はガイロープにより制限され、通常は240°が限度である。
  • ジンポールデリックは、2本のマストを4本以上のガイロープにより支えるもので、マストを直立させて使用する。
  • 二又デリックは、下端が互いに交差する2本のマストを2本以上のガイロープにより後方から支えるもので、旋回は120°まで可能である。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題はデリックの種類及び型式について記述されています。

それぞれの記述が正しいかどうか確認し、適切なものを特定します。

選択肢1. 鳥居形デリックは、2本のマストとその上端を結ぶ横ばりをガイロープにより後方から支えるもので、通常、数個のつり具の組合せにより荷の巻上げ及び巻下げを行う。

この記述は正しいです。

 

鳥居形デリックは2本のマストを用いており、

その上端を横ばりをガイロープ(張り綱)で支えて安定性を確保します。

つり具を組み合わせて荷の巻き上げや巻き下げを行います。

 

選択肢2. スチフレッグデリックは、1本の直立したマストを通常135°に開いた2本のガイロープにより後方から支えるもので、安定度はガイデリックより小さい。

この記述は誤りです。

 

スチフレッグデリックは1本のマストを135°の角度で広げた2本のガイロープで

後方から支える仕組みです。安定度はガイデリックより大きいとされています。

選択肢3. ガイデリックは、1本の傾斜したマストを6本以上のガイロープにより支えるもので、ブームはガイロープをくぐるようにして旋回するが、旋回角度はガイロープにより制限され、通常は240°が限度である。

この記述は誤りです。

 

ガイデリックは、1本の直立したマストを6本以上のガイロープにより支えるもので、

ブームはガイロープをくぐるようにして旋回するが、旋回角度はガイロープにより制限され、

通常は360°まで旋回できます。

選択肢4. ジンポールデリックは、2本のマストを4本以上のガイロープにより支えるもので、マストを直立させて使用する。

この記述は誤りです。

 

ジンポールデリックは、本のマストを本以上のガイロープにより支えるもので、

マストを直立させて使用します。

選択肢5. 二又デリックは、下端が互いに交差する2本のマストを2本以上のガイロープにより後方から支えるもので、旋回は120°まで可能である。

この記述は誤りです。

 

二又デリックは、下端が互いに交差する2本のマストを2本以上のガイロープにより後方から支えるもので、

旋回は120°までとは限りません。

まとめ

この問題では、デリックの種類及び型式に関する設問です。

デリックの種類別に特徴を理解し適切な判断ができるようにしましょう。

 

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02

デリックの種類及び型式に関する問題です。

特にデリックごとの旋回角度や旋回の有無について問われる事があります。

選択肢1. 鳥居形デリックは、2本のマストとその上端を結ぶ横ばりをガイロープにより後方から支えるもので、通常、数個のつり具の組合せにより荷の巻上げ及び巻下げを行う。

正しい記述です。

鳥居形デリックは、2本のマストとその上端を結ぶ横ばりをガイロープにより後方から支えるもので、通常、数個のつり具の組合せにより荷の巻上げ及び巻下げを行います。

選択肢2. スチフレッグデリックは、1本の直立したマストを通常135°に開いた2本のガイロープにより後方から支えるもので、安定度はガイデリックより小さい。

スチフレッグデリックは、1本の直立したマストを通常135°ではなく90°に開いた2本のガイロープにより後方から支えるものとなります。

また、安定度はガイデリックより大きいです。

選択肢3. ガイデリックは、1本の傾斜したマストを6本以上のガイロープにより支えるもので、ブームはガイロープをくぐるようにして旋回するが、旋回角度はガイロープにより制限され、通常は240°が限度である。

ガイデリックは、1本の傾斜ではなく直立したマストを6本以上のガイロープにより支えるものとなります。

また、旋回角度は360°です。

選択肢4. ジンポールデリックは、2本のマストを4本以上のガイロープにより支えるもので、マストを直立させて使用する。

ジンポールデリックは、2本のマストを4本ではなく、1本のマストを3本以上のガイロープにより支えるデリックとなります。

選択肢5. 二又デリックは、下端が互いに交差する2本のマストを2本以上のガイロープにより後方から支えるもので、旋回は120°まで可能である。

二又デリックは、下端ではなく、上端が互いに交差する2本のマストを2本以上のガイロープにより後方から支えるものとなります。

また二又デリックは旋回できません。

まとめ

それぞれのデリックの特徴をしっかり覚えておきましょう。

参考になった数8

03

デリックは「見た目の形」と「支え方(ロープか棒か)」で分類されます。

それぞれの特徴をイメージできれば、暗記しなくても正解が見えてきます。

 

この問題を解く鍵は、各デリックの「名前と形の不一致」を見抜くことです。

スチフレッグ:「スチフ(硬い)レッグ(脚)」= 硬い棒(ステー)で支える。

ガイデリック:「ガイ(ロープ)」で支える。360度回れるのが最大の特徴。

ジンポール:最も単純な「1本の棒」。

二又(ふつまた):A型の脚。前後にしか動かない(旋回できない)。

選択肢1. 鳥居形デリックは、2本のマストとその上端を結ぶ横ばりをガイロープにより後方から支えるもので、通常、数個のつり具の組合せにより荷の巻上げ及び巻下げを行う。

〇 正しい記述です。

 

鳥居形デリックは、その名の通り神社の「鳥居」のような形をしています。

2本のマストとその上をつなぐ梁(はり)で構成され、前後に倒れないようにガイロープで支えます。

構造が頑丈なため、複数のつり具(フック)を使って、重量物の積み込みや建設工事などで使われます。

選択肢2. スチフレッグデリックは、1本の直立したマストを通常135°に開いた2本のガイロープにより後方から支えるもので、安定度はガイデリックより小さい。

× 誤った記述です。

 

「スチフレッグ」とは、「硬い脚」という意味です。

1本のマストを支えるのは、ガイロープではなく、2本の硬いステー(脚)です。

ロープで支えると書いてある時点で間違いです。

また、硬い足で支えているため、安定度はガイデリック(ロープ支持)より劣るということはありません。

選択肢3. ガイデリックは、1本の傾斜したマストを6本以上のガイロープにより支えるもので、ブームはガイロープをくぐるようにして旋回するが、旋回角度はガイロープにより制限され、通常は240°が限度である。

× 誤った記述です。

 

ガイデリックは、1本のマストを6本以上のガイロープで全方向に支えるものです。

最大の特徴は、ブームがガイロープの下をくぐり抜けることができるため、「360度全旋回」が可能である点です。

「旋回角度は制限され、240度が限度」というのは、スチフレッグデリックの特徴と混同しています。

ガイデリックは360度回れるのが最大の武器です。

選択肢4. ジンポールデリックは、2本のマストを4本以上のガイロープにより支えるもので、マストを直立させて使用する。

× 誤った記述です。

 

ジンポールデリックは、原始的なデリックです。

使用するマスト(ポール)は「1本」だけです。

これを3本以上のガイロープで支え、少し傾けて使用します。

「2本のマスト」という記述は間違いです。

選択肢5. 二又デリックは、下端が互いに交差する2本のマストを2本以上のガイロープにより後方から支えるもので、旋回は120°まで可能である。

× 誤った記述です。

 

二又(ふつまた)デリックは、2本のマストの下端を開き、上端を交差させて(合掌造りのように)結合したものです。

A型デリックとも呼ばれます。

構造上、ブームがなく、マスト全体を前後に傾けて(起伏させて)荷を吊るため、旋回装置はありません

荷物を横に振ることはできません。

「120度まで旋回可能」という記述は間違いです。

まとめ

【重要ポイント】

鳥居形:2本のマストと梁で鳥居の形。

スチフレッグ硬い脚(ステー)で支える。

ガイデリック:ロープの下をくぐって360度回れる。

ジンポール1本の棒。

二又:A型。旋回できない

 

「鳥居形は、神社の鳥居と同じ形」。

このイメージと、それぞれのデリックの「できないこと(二又は回れない、スチフレッグは後ろに回れない)」を覚えておくと確実です。

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